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Wonderlad- Wonder 6



「あなたは、知っているだろうか・・・・・・
この世に、人ではないものが存在することを・・・・・・。
彼らは、あなたのすぐそばに。」




「よく僕になついてくれた子じゃないか・・・・。へぇ・・、久しぶりだね。」

運斗は二コリをほほ笑んだ。が、水樹は涙を流しそうな悲しそうな顔をした。

「兄様・・・・、やっぱり知らなかったのね。」

「兄様??」

「ちょっと、運斗?自分の妹を忘れちゃうってどういうこと?」

「い・・・・妹?僕はいとりっこだよ。」

鈴菜は運斗と水樹の顔を見た。

______________________________________

「どういうことなの?」

鈴菜は水樹の顔を覗き込んだ。

「・・・・・・・・・・。」

水樹の涙は止まらない。

「どういうことなんだい、鈴菜?」

「水樹ちゃんはあなたの義理の妹でしょ?なんでお兄さんなのに知らないのっ?」

運斗は困った顔をした。一度も知らされていなかったらしい。

「水樹ちゃん・・・・、説明してくれる?」

「・・・・・・・・・・はい。」

水樹は息をすぅーっと吸った。

「表向きは私は久我家の養女となっていますが、私は・・・・。私は綾小路家と久我家の隠し子なのです。」

「?!」

鈴菜と運斗は驚き、こういった。

「・・・・て、ことは・・・私たちは本物の姉妹ってこと?」

「い・・・いえ・・・、おそらくいとこかと思われます。ですが、運斗兄様と同じ父親を持っております。」

「いとこっていうことはあなたは私のおばさまの娘ってことね・・・・・。」

「はい。花小町五月様の義理のお母上に当たられる方でございます。」

「あらっ!じゃあ、五月の義理の妹ってこと?あっ、そうだったわね、五月のお母上はお亡くなりになったんだった・・・・・、その再婚した奥様との子供ってことね・・。」

「えぇ。そういうことですわ。私の本当の母上は再婚相手の五月様のお父様がお亡くなりになった際、ひどく落ち込んでらして・・・・・、その時に私のお父様に慰めていただいたということらしいです。花小町家は綾小路家を通じ久我家とよい関係にありましたので・・・。」

「・・・・・・・・・・・・。」

運斗はだまったままである。

「そういうことだったのね・・・・、表向きは養女・・・・・。ひどいお方ねっ。私少々話をつけてくるわっ!!!」

「っっっ!!!余計なことしてんじゃないわよっ!!だいたいね、水樹がせっかく話した理由分かってないの?!運斗兄様に存在を知ってほしかっただけなのよっ!?」

はっ、と言って水樹は深呼吸した。

「すっ・・・・すみません。私の中にはもう一人の私がいるんです。たまに怒ったりするときに出てきちゃうんです・・・・。変ですよね・・・、もう一人の私は牙まで生えていて、まるで・・・」

「吸血鬼。」

運斗が暗い声で言った。

へっ?と水樹が言い返した。

「僕たちももう一人の人格が僕たちの中に眠っている。僕たちのは鍛えて有るから暴走したりはしないけど・・・・・。」

「私たちは三日月の夜にその人格が動き出すのよ。」

「・・・・・・・・・・・。」

水樹は黙り込み、そして再び泣き始めた。

「うっ・・・、うっ・・・・・・。よっ・・・・・・・よ・・・・よかった・・・・。」

「どうしたの?」

鈴菜はあわてて水樹に駆け寄った。

「わ。。。私だけじゃ・・・なかったんですね・・・。う。。。うっ・・・!うれしいです^^。」

「皆にいじめられたりしたのかい?心細かったね・・・・・。」

「でも、今日からは大丈夫よねっ?」

「はっ・・・・・。はぃ!」

水樹は涙と止めようとふと上を見た。

「あっ!!!!もう、7:10ですわっ。私のためにこんなお時間とらせてしまい・・・申し訳ございません!!」

「大丈夫よ・・・・、今日はヘリで登校しましょう。それだったら5分位よね?」

「はい、でわ、早速手配させていただきます。」

「大丈夫だよ。僕もう登校の準備はすんでいるんだ・・・。僕の物に連絡をしておくから、二人は準備しておいで?」

運斗はにこりとほほ笑んだ。それと同時に二人は頬を赤くした。

『あっ、ありがとうっ。お言葉に甘えさせてもらうわっ!』

二人ははもった。水樹は興奮したらしく、もう一人の水樹になっていた。

「あっ・・・・・wじゃあ・・・、行きましょうか、鈴菜お嬢様っ!」

「えぇ、そうね^^」