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Wonderlad- Wonder 5

「あなたは、知っているだろうか・・・・・・
この世に、人ではないものが存在することを・・・・・・。
彼らは、あなたのすぐそばに。」



「ん?なんか言った?あっ!そうだ!よかったら一緒に買い物行かない?イメチェン♡」

「へ?」と水樹が言った後に鈴菜は水樹の腕をとった。「いこうよっ?今日の学校が終わったら、ね?」

「い・・・いけど・・・。」

「じゃあきまりね^^」

「で・・・でわ、学校の準備を手伝わせていただきますわ。」

「えぇ、よろしくね^^」

_______________________________________


彼女たちは学校の準備を始めた。鈴菜は水樹に髪の毛を整えてもらっている。いつもと同じポニーテールだ。

「三条学園ってどんなとこなのかしら・・・、私ここ7年間学校になんて通ってないから分からないわっ・・・・・・。」

鈴菜は右手の人差指を顎にちょんと当てた。

「あなた三条学園に行くの?だったらさっさと言いなさいよっ!て言うことはあなたは高校1年生になるわけ?」

「いいえ。私は2年に入ると聞いたわ。一応16歳だからね。」

「あんたそんなに若かったのね。見た目はそこらへんのおばさんと同じじゃない。」

水樹は顎を上げ鈴菜を睨めつけた。

「・・・・・・・・、なのになんでお兄様や私の弟が私のことを好むか分からない?って言いたそうね。私に聞かないでほしいわ。私に理解できるわけないもの。」

「ふんっ!あなたなかなか頭が切れるらしいわね。そこそこ使えそうじゃない。」

「何よそれ?」

「私はあなたと同級生よっ。私は15才!!あなたの1つ下の年よ。年を偽るつもり?あなたより頭は悪いわよ?悪い?代替ねー!あなたたちが頭がよすぎるのよ、何なのよ!!」

「おっ・・・・落ち着いて!!勉強は努力と体力よ。水樹ちゃんも頑張れば飛び級くらいできるわよ!」

「なによっ!!そんなに簡単に言ってんじゃないわよ?!私がどんだけ頑張ってると思ってんのよ?!」

水樹は床をけって大きな音を出した。顔に血が上り、真っ赤になっている。

「私は何度も何度も飛び級のテストを受けているのよ?いくら勉強しても先生はあげてくれないのよ、自分ができたからってふざけてんじゃないわよ!」

鈴菜はため息をついた。

「・・・・・あなたは何も分かってないのね。」

「は?どういうことよ?」

「私たちの苦労よ。あなたは養女だって言ったわよね?」

「そうよ、悪い?」

「そんなこと言ってないわ。もはやうらやましいことよ?」

「どういうこと?」

水樹は首をひねった。

「あなたはこんなプレッシャーを受けたことがないでしょう?私は跡取りだから、長女だから。私が頑張らないと弟に負担がかかってしまう。お母様に喜んでいただきたい・・・・、」

水樹は上目づかいで鈴菜を見つめた。

「あんたはそういうプレッシャーを受けたことがあるの?」

「えぇ、いつもよ。勉強はもともとできたわ。でも毎回、毎回、前以上の点数を求められる。それで私は普通の人が普通はしない飛び級をしたのよ、親に認めてもらいたくてね。」

「じゃあ、何?私に努力が足りないってこと?」

「簡単に言えばそうでしょうね。・・・・・・んー、高校生はどういう勉強をするんでしたっけね?ノートンの方式とか・・・かしら?」

「何だよ、それ?」

「あら、違ったのね。それは大学だったかしら??」

鈴菜は時計を見た。

「あら?!もうこんな時間よ!!朝ごはんを早く食べなきゃ間に合わないわ!」

「えっ!あら本当ですわっ!さっ、急ぎましょう鈴菜お嬢様っ!!」

水樹は再びメイドモードに入り、鈴菜の手をとり走った。

_______________________________________


「鈴菜じゃないか!おはよう。今日も美しいね。」

運斗は手を挙げて鈴菜にあいさつした。

「おはよう。」

鈴菜はそっけなく答えた。

「鈴菜お嬢様。もう6:50でございます。ここから学校まで車で30分はかかりますので、7:40までにお支度をお済ませくださいませ。」

水樹はぺこっと頭を下げた。

「き・・・君は・・・。あの時の!」

運斗は思わず座っていた席から立った。

「よく僕になついてくれた子じゃないか・・・・。へぇ・・、久しぶりだね。」

運斗は二コリをほほ笑んだ。が、水樹は涙を流しそうな悲しそうな顔をした。

「兄様・・・・、やっぱり知らなかったのね。」

「兄様??」

「ちょっと、運斗?自分の妹を忘れちゃうってどういうこと?」

「い・・・・妹?僕はいとりっこだよ。」

鈴菜は運斗と水樹の顔を見た。