「あなたは、知っているだろうか・・・・・・
この世に、人ではないものが存在することを・・・・・・。
彼らは、あなたのすぐそばに。」
「はぁーっ・・・・、今日もとてもいい天気ねっ!」
茶髪を青いリボンでポニーテールにした、ワンピースを着た少女は窓に向ってつぶやいた。
「そうだね。鈴菜、君のように明るく美しい。」
鈴菜という少女の40cmは身長が高い、美しい少年が話しかけた。
「運斗、あなたそういうことを女の人全員に言ってちゃだめよ。」
運斗という少年は黙り込んだ。
「・・・きみ以上に美しい人はほかにいないよ・・。ほら、これは誰にも言ってないよ。」
鈴菜はふーっとため息をつき眉間にしわを寄せた。
「やっぱり、ほかの使用人にももう言ってきたのね。・・・・・。もういいわ、私は日の照っている時間しか仕事出来ないんだから、邪魔しないで頂戴。」
運斗は黙り込んだ・・・。
「・・・そうだったね、じゃあ僕も一緒に仕事をするね。」
「それは構わないけど・・・・。私はちょっとお父様のところに行ってくるわよ?」
運斗は顔をしかめた。手を握り、その手をあごの下に当ててこういった、
「・・・君も呼ばれたんだ。実は僕も君のお父上には会いに行く予定があるんだ。一緒にいって構わないね?」
「そういうことなら・・・・・・・・。」
鈴菜は顔をリンゴのように赤くした。
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二人は大きなお屋敷の中を歩き回っていた。
「もう、父様ったら!こんな大きなお屋敷を買っちゃうなんて!道に迷ってしまって、父様を見つけられないじゃない!」
運斗はしゃがみ鈴菜の顔を見上げた、
「そうカリカリしないで、君のかわいい顔が台無しだよ?起こった君の顔もかわいいけど、笑った顔を僕に見せてくれるかい?」
「・・・・・私はあなたのものじゃないもの。」
運斗は元の体制に戻った。
「いずれ、君は僕のものになる。」
鈴菜は眉を吊り上げ、ほうを赤くした。
「もう、しらないわっ!」
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使用人を見つけた二人は鈴菜の「父様」の部屋にたどり着いた。
鈴菜はドアを開けようとしたが鍵がかかっていた。
鈴菜はドアをノックした。
「父様、鈴菜よ。ここを開けて頂戴。」
しばらく返事がなかった・・・。が・・・
「おぉーっ。鈴菜か!ちょっと待て・・・。今ドアを・・・・・あっ!!」
あっという声とともにガシャーンと皿が割れた音がした。
「父様?大丈夫?とにかくここを開けて頂戴!!」
「お・・・おぅ・・。わかった。」
足音が近くなってきた。そして、ドアが開いた。
「お父様、大丈夫ですか?」
運斗はドアから顔を出し、「父様」に向かっていった。
「父様」の足から、血が出てきていた。
ドクン・・・・。
二人の心臓の音が大きくなった。
二人の眼の色はまるでアレクザンドライトのように緑の目が急に赤に変色した。
「いやだ・・・。夜だわっ!」
「お父様、とにかくタオルで出血した部分を抑えてくださっ・・・・・・」
鈴菜と運斗の目が合った瞬間、二人は時間が止まったかのように動かなくなった。
そして、床に倒れた。
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